テレビ局の担当者と落ち合う。電話で依頼があった人と違う人である場合も少なくない。ニュース番組は生き物で、常に変化しているからこうして担当が変わることなどザラだ。裁判所のロビーで軽く打ち合わせ開始。「この被告人は逮捕された当時、被害者遺族の感情を逆なでするような発言を繰り返してたんですよ。今回初公判にあたって入廷時に傍聴席の遺族側を意識するかしないかなどをきっちり見ておいてください」「あと、証人が来るかもしれないんですが、被告人の態度の変化なども・・・」「今回は弁護側と検察側の論戦がポイントになりますからこういう構図で絵があるとV(VTR)が作りやすくて助かります」「そんなわけで6枚程度必要ですかね、あとは榎本さんにおまかせします!」大体そんなヤリトリだ。 |