TBSテレビ様の報道番組「新・情報7daysニュースキャスター」用のイラストを担当しました。時事ネタにまつわるお話や歴史雑学等のイラストを制作しています。
ギネスブックの起源イラスト
1950年代初め、ビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったヒュー・ビーバー氏が、仲間とアイルランドへ狩りに行った時、「ヨーロッパで一番速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロとライチョウのどちらか」という議論になりました。
これになかなか結論が出なかったため、ビーバー氏がもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想して、1955年に出版されたのが「ギネスブック・オブ・レコーズ」というお話です。
はらぺこあおむしの誕生秘話イラスト
1969年に出版された「はらぺこあおむし」はページに穴を空けるなどの工夫がなされた仕掛け絵本の先駆け的作品でした。
しかし、著者エリック・カール氏が当初アメリカの印刷業者に制作依頼した際、「そんな細かい作業はやっていられない」と断られたとのこと。
そこでカールさんの担当編集者と親交があった日本の企業、偕成社の今村社長(現社長の義父)が印刷・製本ができる日本の工場を手配したという誕生秘話でした。
あの世界的名著は当初日本で作られていたのですね。その後カール家と今村家とは家族ぐるみの付き合いが続いていたというお話です。
エリック・カール氏の訃報と共に放送されたハートフルエピソードでした。
盛り塩の意外な由来イラスト
中国の皇帝が牛車を引いて大奥を訪れる際、宮女たちが自分のところへ皇帝を来させようと自室の前に塩を置いて待ったのが由来といわれていますね。牛が塩をなめている間立ち止まるので「牛が動かないんじゃしょうがない。今日はここにするか」と皇帝が判断するというわけです。以来、千客万来、商売繁盛を意味するようになり、現在にも続く風習となっているんですね。
神田山と神田川にまつわる歴史イラスト
かつて江戸には神田山という山があり(現・駿河台のあたり)、徳川家康が江戸幕府を開くにあたって切削してしまったというお話。
ある時、徳川家康が伊達政宗を呼んで江戸城の見取り図を見せ、「そちならどこから攻めるか?」と聞いたところ、「それがしなら此処から攻めまする」と神田山を指さしたことから、「ならば山ごと失くしてしまおう」と家康は神田山を開削することを決意。さすが天下人は発想が大胆ですね。
仙台藩がつるはしで山を切り崩したといわれています。そうしてできた土砂は江戸城の南に広がる日比谷入江の埋め立てに使われ、新しい町づくりに使用されました。
しかしこの埋め立てによってそれまで海に流れ込んでいた川の流れが滞り、下流で洪水が頻発するようになったので飯田橋付近から隅田川まで分流としての水路を確保し、あわせて江戸城の外堀の役目も果たす「神田川」が誕生したという歴史雑学ネタでした。
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