ニッポンドットコムさんの「足りない法廷通訳人:過重な負担でなり手減少」という記事のバナーイラストを担当しました。都市社会学を専門とし、在日外国人問題に詳しい静岡県立大学准教授の高畑幸さんの記事です。
訪日外国人が年間2800万人を超え、在住外国人も250万人を突破する日本。当然の帰結としての外国人事件の増加、それに伴う外国人の裁判による訴訟関係者が増えている中、法廷通訳人の需要が高まっているのに成り手が減少しているのは、算定基準の曖昧な報酬と長時間に渡る労働時間など過重な負担が原因であり、裁判所による能力評価の導入と業務内容に見合った正当な報酬を求めるという内容の記事でした。なるほどそういう問題があるのかと勉強になりますね。
政府の方針で今後ますます訪日外国人は増加するでしょうし、2018年には3000万人を超える見込みだとか。外貨を落とす外国人観光客の誘致に力を入れるのは理解できますが、その何割かでも外国語の通訳スキルなど極めて専門性の高い職務につく方に相応の報酬と待遇を検討する力のほうに回してほしいものだと思います。
(2018/5/20の記事を加筆修正)
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