報道番組用法廷画04（TBSテレビ/あさチャン！）｜榎本よしたかイラストサイト Yoshitaka Works

TBSテレビ様のニュース番組「あさチャン！」の裁判報道用に法廷画を制作しました。（2017～2018）

小金井女性歌手傷害事件
岩崎友宏被告人法廷画（2017年/立川地裁にて）

音楽活動をしていた女性Ｔさんがファンの男に刺され重傷を負った事件。首などを折り畳みナイフで少なくとも３４カ所刺し、殺害しようとしたとされる。Ｔさんは一時意識不明の状態になり、その後意識が回復。しかし、口など一部の神経がマヒし、心的外傷後ストレス障害を負うなどの後遺症が残った。検察側は、事前にナイフを購入していることなどから「一定の計画性があり、強い殺意があった」と主張。「他に類を見ないほど悪質で、反社会的な犯行」として、懲役１４年６カ月の判決が下された。

糖尿病男児衰弱死事件
近藤弘治被告人法廷画（2017年/宇都宮地裁にて）

１型糖尿病の男児のインスリン投与を中止させて死なせたとして、殺人罪に問われた建設業、近藤弘治被告人。「龍神」と名乗り、難病を治す力があるとして祈祷師を自称していた近藤被告人は公判中「捏造だ」「弁護人は信用できない」等の不規則発言を繰り返し、数度退廷させられた。「治療」の報酬などとして金銭を得るなどおよそ理解しがたい身勝手な動機であり、非難の程度は相応に高く、反省の態度も全く示していないとし、懲役14年6カ月の有罪判決が下った。

千葉睡眠導入剤混入事件
波田野愛子被告人法廷画（2018年/千葉地裁にて）

千葉県印西市で准看護師として勤務していた波田野愛子被告人が、同市の老人ホームで2017年、睡眠導入剤を混ぜた飲み物を同僚職員に飲ませて交通事故死させるなどした事件。少なくとも同僚ら４人に睡眠剤を混入させた飲み物を飲ませ６人が死傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた。一審で殺意を認めて懲役24年の判決が下ったが、控訴し現在も裁判中。

飲酒ひき逃げ事件
吉澤ひとみ被告人法廷画（2018年/東京地裁にて）

元アイドルグループ「モーニング娘。」のメンバーであった吉澤ひとみが酒気帯び運転でひき逃げし、2人に軽傷を負わせたとして自動車運転処罰法違反（過失傷害）と道交法違反で東京地検に起訴された事件。東京地裁は懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。判決では同じような事件に比べ悪質であるなどと指摘したが、被告が反省の意志を示したとし、執行猶予つき判決となった。

覚醒剤取締法違反事件
高橋祐也被告人法廷画（2018年/東京地裁にて）

女優の三田佳子の次男の高橋祐也容疑者が、覚醒剤取締法違反の使用容疑で逮捕された。高橋容疑者は通算で四度目の逮捕となる。起訴状によると同被告は東京都渋谷区の自宅で覚醒剤を使用。検察は懲役2年6ヶ月を求刑していたが、懲役２年6ヶ月、執行猶予５年の保護観察処分が言い渡された。2008年には懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けていので、今回の行猶予付きの有罪判決とは意外である。ちなみに同被告は翌2019年に内縁の妻に対する脅迫容疑で逮捕されている。一年ぶり五度目。