テレビ朝日『秋山と映画』に出演しました!
テレビ朝日の深夜番組『秋山と映画』に、法廷画家として出演しました。
映画好きとして知られるロバート秋山さんが、注目映画を独自の視点で紹介するテレビ朝日の映画バラエティ番組です。映画そのものを語るだけでなく、作品にちなんだ企画やロケを通して、その世界観やテーマをユニークに掘り下げていくのが特徴です。
今回の企画は「裁判カルチャースクール」。映画『ファーストボイス』にちなんで、ロバート秋山さんと俳優の松本穂香さんが裁判について学ぶという内容で、僕は法廷画教室の講師として参加しました。
普段は実際の法廷で被告人や裁判官、証人などを描く側ですが、今回はお二人に「法廷画とは何か」から、実際に描く際のポイントまでお話しするという、なかなか珍しいお仕事でした。
法廷画は、裁判の様子を伝えるための絵

日本の裁判所では、原則として法廷内を自由に撮影することはできません。そのためテレビニュースなどでは、裁判の様子を視聴者に伝えるために法廷画が使われます。
番組では、傍聴希望者が多い裁判では抽選になることや、法廷内で絵を描く際のルールなどについても紹介しました。
普段何気なくニュースで目にする法廷画ですが、実際には限られた時間と環境の中で、人物の特徴や法廷の雰囲気をつかんで描いています。
法廷画のポイントは「その人らしさ」
番組内でお伝えしたポイントのひとつが、
「その人らしさが伝わる特徴を最低3つ見つける」
ということでした。髪型、服装、姿勢、表情、体格、身につけているものなど、人物を見て「この人らしい」と感じる特徴をまず探します。
法廷画は肖像画ではないので、単純に顔をそっくり描けばいいわけではありません。ニュースを見た人に「ああ、こういう人物だったんだな」と伝わることが大切なんです、といったことをお話させていただきました。
10分で法廷画に挑戦
説明のあとは、秋山さんと松本さんにも実際に法廷画を描いていただきました。まずは被告人役のモデルとなる人物を相手に、制限時間10分で法廷画に挑戦。
僕も同じモデルを描き、プロの法廷画と見比べながら、それぞれがどんな特徴を拾ったのかを見ていきます。「ちょっとこっち向いてもらっていいですか?って言えないんですか?」とロバート秋山さん。そんな権利が法廷画家にあるわけもなく笑ってしまいました(笑)。
傍聴席から声を出すと裁判長に叱られる旨伝えました。法廷では音にうるさいんです。着信音を鳴らしても叱られます。厳粛な空気を保つために徹底されているんですね。
短時間で人物の特徴をつかみ、さらに紙の上にまとめるのは、初めてだとなかなか難しいものです。それでもお二人とも、それぞれ違うところに目をつけていて面白かったです。
今度は秋山さんと松本さんが「被告役」に
後半ではさらに役割を変え、秋山さんと松本さん自身が被告役に。
片方が被告役となり、もう片方が法廷画家として描くという展開になりました。秋山さんが被告席に座ると、もう普通に座っているだけでは終わりません(笑)。
服装や表情、ポーズにも次々と特徴が増えていき、法廷画家としては非常に描きどころの多い被告になりました。
続いて松本さんも被告役に。今度は秋山さんが法廷画を担当します。
同じ人物を描いても、描き手によって「どこを特徴として捉えるか」がまったく違う。これは法廷画の面白いところでもあります。
完成した法廷画を見ながら講評もさせていただきました。
番組では松本さんの法廷画が6点/10点、秋山さんの法廷画は2点ですが、カリカチュアとしては8点/10点という結果になりました。
もちろん本気の美術採点というより番組上の楽しいやり取りですが(笑)、お二人とも短時間でかなり特徴をつかんでいました。
笑いっぱなしの楽しい収録でした
法廷画について説明する仕事はこれまでにもありましたが、バラエティ番組で出演者の方と一緒に実際に描きながら進めるというのは、僕にとっても珍しい経験でした。
台本どおりに進むというより、その場で話がどんどん広がっていく収録で、僕自身もかなり笑わせてもらいました。法廷画という少し特殊な仕事を、こうして楽しく紹介していただけたのもうれしかったです。
ロバート秋山さん、松本穂香さん、番組スタッフの皆さま、ありがとうございました!
おしまい。
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